米労働省が15日発表した3月の米消費者物価指数(CPI)統計は、総合指数が前月比0.5%上昇し、市場予想と一致した。 予想通り、食品とガソリン価格に押し上げられたものの、基調的なインフレ圧力は引き続き抑制されていることを示す内容となった。 連邦準備理事会(FRB)が金融政策上注視する、食品・エネルギーを除いたコア指数は前月比0.1%上昇。市場予想の0.2%上昇をわずかに下回った。 コア指数の小幅な伸びは、最近のエネルギー価格高がインフレに及ぼす影響は一時的なものにとどまるとするFRB当局者の見方を裏付けている可能性がある。 格付け会社、スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)の首席エコノミスト、デービッド・ワイス氏は「FRBはインフレの脅威があるとはみておらず、長期間政策金利を低水準に維持する余地がある。ただ、コアインフレは6カ月前の水準からじわり上昇している。FRBは非標準的措置を終えるだろう」と語った。 時間当たりの実質平均所得は前月比0.6%減少した。前月は0.5%減だった。 食品・ガソリン価格が総合指数上昇のほぼ75%を占めた。ガソリン価格は前月比5.6%上昇。9カ月連続で上昇した。過去3カ月間の上昇率は14.4%となっている。 食品価格は0.8%上昇し、2008年7月以来の大幅な伸びとなった。 コア指数は住宅・輸送コストに押し上げられた。コア指数の約40%を占める家賃・宿泊費は0.1%上昇した。 新車・中古車、航空運賃、医療コストなども上昇。一方、被服は0.5%低下した。被服は前月は0.9%低下していた。 前年比では総合指数が2.7%上昇した。前月の2.1%上昇から加速し、2009年12月以来の強い伸びとなった。 コア指数は1.2%上昇。前月は1.1%上昇していた |
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